2008年08月13日
内柴正人の金
もう数日経つが、興奮冷めやらず
いやー感動で涙しました!内柴の金メダル
今回の金メダリストを見ているなかで、
特に彼の雄姿には、いろんな背中を見せてもらった気がします
~親父の背中~
決勝の一本を決め、畳を降りるや即座に観客席へ駆け寄り、
妻と息子の名前を呼び続ける内柴
コメントには、息子の前で『親父の仕事をしっかりやった』と語る
家族のために闘う親父の背中に勇気をもらった
彼の尊敬する人は『父』
少年の頃、父親に次のように言われたことが彼の原点となった
「子供がいるから、オレは仕事をがんばれる。だから、お前は柔道をがんばれ」
自分も子を持つ親として、こんな背中を見せなければ…
~リーダーの背中~
柔道五輪には「いつも最初に結果が出る谷が負けると
雪崩を打って金が取れない」というジンクスがある
今回、谷は3連覇に失敗して銅メダル。
柔道男子60キロ級の平岡拓晃は初戦で敗退した。
なでしこジャパンは格下と引き分けて米国に敗戦。
反町ジャパンは2連敗で1次リーグ敗退が決まった。流れは最悪。
今回柔道チームの主将を務める内柴は、この流れを見事に跳ね返した
男子60キロ級の平岡が初戦で敗退した時、
「お前の中にたまっているものを、全て俺に渡せ!」と握手を交わし自らを鼓舞したという
率先垂範、自らが道をつくる、熱いリーダーのあり方を見た。
~真の勝利者の背中~
アテネでメダルの期待度は低かったが、オール一本勝ちで勝ち取った金
しかしその後は成績が低迷し、代表を若手に奪われる時期が続いた。
それでも、尊敬する野村忠宏の一言でどん底から這い上がった
「オレが敬意を払う価値があると思えるのは、
頂点からどん底に落ちたときに、踏ん張る姿を見せられる選手。
お前はどうか見てるぞ」
逆転で代表の座をつかみ、金メダル2連覇を成し遂げた
地獄を味わったものだけがわかる、真の勝利者像を見た。
心から敬意を表し、心に刻みたい
Posted by ばっくぱっかー at 21:09│Comments(0)
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